ハイドロキノンについて。
日焼け、ニキビ跡の治療の為に
ネットでハイドロキノン4%配合のクリームを購入しました。
早速使用したいのですがいくつか質問があります。
・毎日使用しても大丈夫でしょうか?
・気になる(日焼け)部分に薄くのばす感じで大丈夫でしょうか?
・白くなり、使用を停止した後も日焼け止めを塗らなくてはならないのでしょうか?
・赤くなるそうですが、赤みはどの位の程度ですか?また、赤みはどの位で引きますか?
回答お願いします。
ハイドロキノンの効果は”肌の漂白剤”と言われるほど強いことにはかわりはないので、肌の弱い人などは注意が必要だとされています。皮膚への刺激も強く、成分自体が不安定な状態にもあるので、原料として使いにくい、という性質もあるようです。
・ハイドロキノンの使い方としては、1日に多くても2回、朝晩の洗顔後に、というものが主流ですが、1日1回の使用の場合は、夜の洗顔の後がいいとされています。というのは、ハイドロキノンを塗布している状態の肌は、その部分のメラニンの生成が阻害されている状態になるため、その部分が紫外線に弱くなる、という性質があるためです。メラニンの生成を抑制することになると、その部分は紫外線に対しての体制がありませんから、実は日焼けしやすい状態になってしまう、ということになります。
ハイドロキノンの性質をしっかりと理解し、1回の使用の場合は紫外線の影響を受けることのない夜の使用がいいと思いますし、十分に紫外線対策を施さなくてはなりません。美白の成分を塗布しているのだから、日焼けしない、というのは大きな間違いです。正しく理解して、正しい対処をするようにして下さい。
・ハイドロキノンは、美白のために効果がある薬品でありますが、ハイドロキノンは単体で皮膚の内部には浸透しにくいのです。そのため、ハイドロキノンだけを肌に塗布しても、なかなか成分が浸透せず、十分に働きを発揮するのが難しいといわれています。
そのため、用いられている方法としてはレチノイン酸と併用して用いる、という方法があります。これはビタミンAの誘導体で、通常のビタミンAよりも肌に働きかける効果は強いといわれています。そして、このレチノイン酸を使った治療では、角質を一度はがし、ターンオーバーを促す、という効果が期待できるのです。肌表面の角質はレチノイン酸によってはがされます。これによって期待できる効果としては、コラーゲンやエラスチンの生成が促進される、ということです。
多量に塗っても効果は変わりませんから薄く塗ることをお勧めします。
・ハイドロキノンは肌を漂白する効果はありますが、先に述べたように日焼けの対して防御効果があるわけではありませんし、ハイドロキノンで漂白した肌はかえって日焼けしやすくなる傾向にありますから日中はもちろん日焼け止めをしっかり塗ることは必要です。
・炎症の度合いや副作用に関しては個人差があります。ですから本来なら医者の処方箋がなくては出せない程の薬品である事は正しく認識しておいて下さい。
赤みがひどく炎症が治まらないなどの症状が続く場合は皮膚科に必ず相談して下さい。
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